オガ炭のQ&A

 

Q. オガ炭とは?

 

A. オガ炭の原料はオガ屑で、不要になったオガ屑を固めたものを高温度窯で炭化させたもので、再生可能エネルギーです。間伐材や不要な木材をチップにしたものも原料にできます。

設備投資に大きな資金が必要なようですが、オガクズを再利用し近代化した窯で大量生産するため価格が安価で、形状も均一で使いやすく品質も安定しています。

そのため業務用として圧倒的なシェアを持ちます。

炭火焼き肉店の90%以上がオガ炭を使っていると思われ、日本の木炭需要の大部分を支えています。

オガ炭はほとんどが中国・マレーシア・インドネシアなどの海外で生産されていますが、一部に国産品もあります。

オガクズの樹種も様々で、針葉樹・広葉樹・南洋材など木材の加工過程で生まれたオガクズを使います。

 

Q. オガ炭の使用期限ってありますか?またしけりますか?

 

A. 炭に使用期限はありません。10年ももっているケースもあります。

木炭の備長炭ではありませんから湿気喰いの可能性は減少します。

但し、どんな炭でも古くなれば湿気を吸収して着火しにくくなります。

 

Q. 湿気を取り除くには?

 

A. 数日天日干しして、乾燥させると水分が抜けます。

 

炭の化学式は炭素で、炭素は非常に安定した物質なので変質せず、乾燥させれば、そのまま使用できます。(ダイヤモンドも炭素の結晶体です)。

炭自体、微細な穴が非常に多く、表面積も広いので不純物の吸着利用が良い。

炭の再利用として、よく洗った炭を水ポットに入れて浄化剤として使用、炊飯時に釜に入れたり、細かく粉砕して空気浄化剤として使用できます。

 

Q. 着火が悪いのですが?

新聞紙と割り箸の上にオガ備長炭を置きフォールディング火起こし器を使用しましたがダメでした。

 

A. 備長炭と同じ方法で着火させますが、消し炭があれば着火が速くなります。

安い木炭を火起こし器で着火後、オガ備長炭を上に乗せます。

また、着火剤若しくは着火炭等を置けば着火できます。

その上にオガ炭を隙間が出来る程度に載せ、放っておきます。

チャコスタまでは必要なく、ミルク缶ぶち抜きでも代用出来ます。

ミルク缶・七輪・飛騨コンロ・U字溝・BBQセットでもOKです。

案外速いのが飛騨コンロ、珪藻土の保温性を逆手にとって、コンロ2つ重ねた炉がいいようです。奥の手はトーチバーナーで炙ります。

残った炭は煎餅の空き缶に入れ消火。消し炭として次回に使用できます。

(消し壺類似装置で次回分を作って保存・余ったモノは放置せず酸欠利用で消します)。

 

 

バイオマスエネルギーとして「オガ備長炭」の利用

 

焼肉屋さんや焼き鳥屋さんで使われている「オガ備長炭」。「オガ備長炭」は天然ものの「代替」として使われている。

木炭は平成20101日より地球温暖化防止に貢献するバイオマスエネルギーとして経済産業省・環境省・農林水産省によって法案で位置づけられた。(農林漁業有機資源のバイオ燃料の原材料としての利用促進に関する法律)。

木炭を利用することは電気やガスを使用するよりも温室効果ガスの発生が少なく、二酸化炭素吸収量の少ない老木を利用し吸収量の多い若木を増やして森を若返らせることにつながり、地球温暖化を抑制することに貢献している。

特に、オガ炭は前述のとおり製材所からの廃棄物を再生利用しており、環境にやさしい炭だと言える。      

 

炭の種類

 

「木炭」―木の炭の総称で、備長炭や竹炭以外の炭という意味で呼ぶ場合があります。

「備長炭」―ウバメガシというカシの木を白炭の焼き方でやいた炭。本場の和歌山県の備長炭は「紀州備長炭」と呼んでいます。

「竹炭」―竹炭の炭材は、マダケ(真竹)やモウソウチク(孟宗竹)ハチク(淡竹)などが使われます。

「オガ炭」―おがくずを固めて作られる炭。六角形で真ん中に穴があいています。 中央部に穴が開いているため、七輪には縦に置いて使用すると良く燃えます。 備長炭のように着火しにくく火持ちが良いのが特徴です。

「豆炭」― 石炭に木炭を混ぜて固めて作った炭です。

低温で長時間燃える特徴があるので、煮込み料理とかアンカやコタツで暖を取るのに使われています。

「練炭」― 豆炭と同じく石炭に木炭を混ぜて円筒形に固めた炭です。  

大きな炭で空気孔が開いているのが特徴。 練炭専用の七輪があります。

 

オガ炭と備長炭 比較表

 

 

 

オガ炭

備長炭

原材料

木質系資源

(製材工場などから出るオガくずやノコくずなど) 再生利用

カシの木 

(供給と自然林の破壊懸念)

最高温度

1,300

1,500

温度調節

しやすい

しやすい

硬度

15度以上

15度以上

特徴

高温・バチバチはねない

高温・バチバチはねる

 

西日本にオガ炭工場が集中しているのはなぜか?

 

冬季における原料確保と気温ではないかと思います。

雪が多い地区だと、原料を搬入してもらうのにも大変ですし、製材所の原料となる丸太も搬入することが大変です。

また、寒冷地では、原料となるオガ粉が凍ったりするので、扱いが大変なのではないでしょうか。

年間通しての稼働ができないと、製造コストもかさみますし、雪で交通網が寸断されることもほとんど無いので、年間通しての稼働がし易い。

 

 

炭の用途

 

炭とは?             

 

炭とは、木や竹などを蒸し焼きのように無酸素で熱を加えると熱分解してできる、ほぼ炭素だけが残ったものです。

主要成分の炭素の他に、灰分(=ミネラル)を多く含んでいます。

炭という字のごとく、山の灰の固まりと言えます。

木の組織構造がそのまま残り、無数の小さな穴ができるので、吸着性に優れた性質を持っています。

 

 

炭の使い方          

 

ちょっと前まで「炭は燃料」という認識しかありませんでしたが、今や炭はいろいろと活用されています。

燃料用以外使い方を紹介します。 

 

「炭」と表示していますが、備長炭・竹炭も含まれます。  

 

○飲料水

塩素を無害化するうえ、水の分子を小さくし、炭に含まれるミネラルが溶け出して、まろやかでおいしいミネラルウォーターになります。

 

○炊飯

水道水の塩素やお米のヌカ臭さを炭が吸い取り、近・赤外線効果でふっくらしたご飯に炊き上がります。保温時にも入れ続けると、黄ばみが少なくなります。

 

○お風呂

お湯の沸かしたては気泡ができ、肌に付着してピリピリする感覚がおきますが、炭を入れると気泡を吸収するので、なめらかで肌にやさしいお湯になります。

また、近・遠赤外線効果で血行を促進させ、アルカリ性のミネラルが溶け出し水質をアルカリ性に変えるので、弱アルカリ性温泉のようになります。

さらに炭が湯アカや汚れを吸着するので、お湯のもちが良くなり、掃除も楽になります。

木酢液・竹酢液を併用して入れますと、より肌にやさしく、体が暖まり湯冷めしにくくなります。

 

○煮もの

近・遠赤外線効果で、食材の芯までよく火が通り、煮くずれしにくくなります。

しかも水の分子を細かくするので、味が浸透しやすくなり、ミネラルが溶け出すので、とてもおいしい煮物が作れます。

 

○漬けもの

炭のミネラル成分が溶け出すので、塩が少なくても済み、まろやかに漬けあがります。

また、水の分子を小さくするので、漬けあがりが早く、風味が良くなり、鮮度も保たれます。

ぬか漬、こうじ漬け、梅干しなどすべての漬物に使えます。

 

○天ぷらなどの揚げもの

近・遠赤外線効果で芯まで熱が通り、衣がカラッとして、おいしく仕上がります。

保存時にも入れておくと、油の不純物を吸着するので、酸化を遅らせ、油の日持ちが良くなります。

 

○お酒

・ビール

煮沸消毒した炭をグラスに入れてビールを注ぐと、水の分子を小さくするので、泡が滑らかになり、のどごしがよく、キレのあるビールになります。

 

・日本酒、ウイスキーなど

お酒の分子を小さくし、炭に含まれるミネラル(特にカリウムとカルシウム)が溶け出して、まろやかでおいしいウォーターになります。

熱かんには、とっくりに炭を入れると、さらに口あたりが良くなります。

ウイスキーには、炭で浄水した水と氷を使えば、さらにおいしくなります。

 

○米びつ

湿度を適度に調節し、虫が湧かなくなります。

また、風味や水分が失われている古米も、炭を入れておくと、意外においしく食べられます。

 

○生け花

塩素などを吸着し、ミネラルが補給され、花のエチレンガス(植物は老化を早めるエチレンガスを自ら出しています)を吸収するので、生け花が長持ちします。

 

○冷蔵庫

消臭作用のほか、野菜や果物のエチレンガス(植物は老化を早めるエチレンガスを自ら出しています)を炭が吸収するので、食品が長持ちします。

ただし、早く熟してほしい果物がある場合は、炭を入れておくと、いつまでたっても熟さないということがあるので気をつけてください。

 

○生ゴミ発酵

炭は空気の流れをよくし、悪臭を吸収し微生物を繁殖するので、生ゴミをよく分解させます。

市販のEM菌発酵や生ゴミ処理機に加えても、より発酵を促進してくれます。

三角コーナーの生ゴミの時点で粒炭を入れておけば、キッチンの消臭・生ゴミの発酵促進・土壌改良と、とても効率のいい働きをします。

木酢液・竹酢液と併用すると、さらに効果的です。

 

○トイレ

下水道やアンモニアの臭いを強力に吸収します。

 

○下駄箱

湿ってこもりがちな靴の臭いをよく取ります。

 

○タンス

湿度を調節し、カビ等を分解するので、衣類につく虫を寄せつかなくさせます。

臭いのきつい防虫剤を使わなく済み、肌にも安全です。

 

○車

シートのゴム臭さや汗臭さ、エアコンの臭い、排気ガスの臭いなどを取ります。

(注:運転席や助手席の足元に置かないでください。ブレーキの下に入ると危険です。)

 

○ペット

 

動物特有の臭いを吸収し、マイナスイオン効果で快適な空間をつくります。

犬は炭を食べる時がありますが、体の調子を整えるために食べているそうなので、大丈夫です。

 

○金魚

塩素を吸着し、ミネラルを補給し、雑菌を抑えるので、金魚の病気の発生を少なくします。

 

○池

庭の池に炭を底が見えなくなる程度に敷き詰めると、浄化ポンプがなくても澄んだ水に戻してくれます。

魚や水草も生き生きします。

 

○園芸

有用な微生物が繁殖し、土壌の保水性・通気性を高め、植物の根の張りを良くし、健康に育てることができます。

鉢植え・花壇・植木・家庭菜園などすべての植物と土作りに有効です。

堆肥つくりの時点で加えると、発酵を促進させ、悪臭の発生を防ぎます。

また、炭はアルカリ性なので、酸性雨対策にも有効です。

 

○お部屋の空気の浄化・リラクゼーション

建材や家具から出るホルムアルデヒド等の化学物質を吸着し、室内の家電製品などから発生するプラスイオンを中和し、マイナスイオンを発生させ、快適なリラックス空間をつくります。

また、演出のひとつとして観葉植物の鉢の土の表面に炭を敷くと、おしゃれに飾れ、しかも土中の微生物を増やすので、植物も元気になります。

 

○寝具

炭から発生するマイナスイオンは副交感神経に働き、心身ともにリラックスさせる効果があります。

さらに、多孔質の炭は調湿・脱臭効果があり、夏は涼しく冬は暖かく過ごせ、ここちよく眠ることができます。 

まくら・マット・アイマスク・座蒲団など幅広く使われています。

特にまくらは頭の熱や汗 を吸収するので(頭寒足熱)、とても効果的に働きます。

 

○アクセサリー

高温で焼きあげた硬質の炭は電気を通すことから、空気中のマイナスイオンを増やす作用があり、人体の副交感神経に働き、心身ともにリラックスさせます。

また、硬質の炭は電磁波を遮蔽する作用があります。

 

○マッサージ

高温で焼いた硬質の炭で、15分ほど擦るように軽くマッサージをすると、体が温まり、痛みが軽くなり、脳波を低周波へ誘導し(リラックス)、血液がさらさらになった(赤血球凝集が軽減)、という報告があります。

東洋医学的な観点から見ると、『気』の流れを炭が整えるので、このような効果があると言われています。

Jリーグのプロサッカーチーム「ジュビロ磐田」では、マッサージやイメージトレーニングに竹炭を取り入れてから、ケガの数が減り、好成績に繋がったと言われています。

 

○敷炭・埋炭

・敷炭

床下に坪(3.3u)あたりに炭約40kgを目安に敷きます。(顆粒状の炭が適しています。)

炭は周囲の湿度が高い時は湿気を吸収し、低い時は放出する働きがあるので、一度施工すればメンテナンスの必要がなく、半永久的に調湿材として働いてくれます。

シロアリ・カビ・ダニ予防になり、木造住宅の耐久性を高めてくれます。

また、接着剤などの新建材に含まれるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収し、快適な空間をつくります。

 

・埋炭

玄関先や庭や新築の地中に炭(炭素)を埋めると、磁場エネルギーを高め、人や動植物を元気にさせます。

特に竹炭は瞑想状態のような波長と言われ、寝室などに適しているようです。

 

○電磁波の遮蔽

高温で焼きあげた炭は通電性があることから、電磁波を遮蔽する作用があります。

テレビは画面の前面より左右の側面から電磁波が多く放出しているそうなので、硬質の炭を画面の左右に置くと効果的です。

 

よい炭の見分け方         

 

炭を焼く窯には土窯、乾留炉、平炉、耐火レンガ窯、ドラム缶窯などがあり、また白炭・黒炭などの焼き方の違いもあり、それによってできる炭が違ってきますが、基本的に高温で焼かれた硬質の炭が良品とされています。

炭化温度が高いほど不純物が少なくなり、炭素構造が規則的になるので硬質の炭になります。

しかし、高温で焼かれた硬質の炭はミネラルの溶出が悪くなるので、土壌改良などの用途には低温で焼かれた軟質の炭が良いと言われています。

 

○音による判断

炭を叩いてみて、キンキンと金属音がする炭は、高温で焼かれた上質なものと言えます。

鈍い音しか出ない炭は、低温で焼かれたもので、不純物が多く割れやすいです。炭化温度が650℃以上の炭から金属音を立てるものになり、より高温(約1000℃)の炭になればなる程、高い音階の金属音がします。

 

○見た目の判断

・表面

炭は黒いものですが、少し赤みがかったものは未炭化の炭で、燃やすと煙と炎が出るほどの不良品です。

表面にタールが付着しているものは、低温で焼かれたもので良品とは言えません。

銀色の光沢があり、タールがほとんど付着していないきれいなものが、高温で焼かれたもので良品です。

さらに、1000℃ほどで焼かれたものでは、逆に表面の光沢が少なくなってきれいな鼠色になります。

・断面

機械で切った断面は分かりづらいので、手で折って炭の断面をみると、より光沢がある方が硬質な竹と言えます。

備長炭が一番光沢があり、他の木炭や竹炭で備長炭に近い光沢があるものは最高級の炭です。

・形状

横割れがあるものは急炭化したものが多く、軽くて軟質な炭で、あまり良い炭とは言えません。

縦割れがあるものは、乾燥が不十分な時や、炭化の温度変化が急だとなりやすいのですが、品質は高温で焼かれている場合もあり、一概に悪い炭とは言えません。

竹炭の場合、板炭が平らになっているものは、高温で焼かれた良品の場合が多いです。

重量感があるものは、未炭化の炭か、高温で焼かれた最高の炭かのどちらかになります。

 

○使用炭材

炭材の木の種類はとても重要です。

「雑木」などのあいまいな表示の場合は注意が必要です。

木にはクス()・アセビ(ツツジ科の常緑樹で葉が有毒)・そのほか人畜に有害、または有害の恐れがある樹木がいくつかあります。

また、近年は東南アジアの隅々まで、更にはブラジル産の粉炭も輸入され、チリでも準備されていますが、この外国産の木酢液は特に樹種の安全性のチェックが必要になります。

(南米には矢毒として使用していた猛毒のクラーレを含む樹木があリ、地域ごとにそれを含む樹木の種類は異なっています)

また、建築廃材を炭材にしたものは、防腐剤、防虫剤、塗料、釘・ホッチキスなどの金属が素材に混じり、人畜および作物に有害な物質が混入してしまう恐れがあります。

しかし、これも蒸留精製すれば、不純物を除去して安全とされています。

 

いろいろありますね。